二ノ沢の遺構と休泊所

明神峠から、水ノ木幹線林道をくだった二ノ沢と三ノ沢の合流地点には謎の遺構があり、以前このブログでも記事にしたことがあった。そのときは思い込みから、ここを「二ノ沢休泊所」と決めつけてしまったが、御料地見廻り役人の宿泊所にしては造りが不自然で、もしかすると誤った情報を発してしまったのではないかとずっと気になっていた。わずかな情報を頼りに、二ノ沢周辺の遺構を探索してみることにした。 まずは、…

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墜落したスーパー・コンステレーションの行方

丹沢山塊には、戦中戦後を問わず幾多の軍用飛行機が墜落し、一部はいまだに回収されず眠ったままになっていることは周知のことである。そのほとんどは、高山域の蛭ヶ岳や丹沢山などに集中しているのだが、比較的里に近い大山の周辺にも激突した米軍輸送機があり、過去二度の探索でも、正確な現場の特定ができずにいた。 今回、三度目の探索で、ようやく山腹に散乱する機体の破片その他を発見、そこが墜落現場であったこと…

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仏谷登って伊勢沢を下る

悪魔の爪痕のような大崩壊地が広がる、蛭ヶ岳の北西斜面に突き上げる仏谷。崩壊崖を意味する“ホケ”が名前の由来なのだが、当てられた漢字の「仏」と結びつき、へたすればホトケになってしまうほど凄絶なところのイメージがついてしまった。しかし、大半は明るいゴーロで歩きやすい。決め手はF1と大滝の巻き方、そして詰めの大崩れをいかに逃れるかである。 神ノ川林道日陰沢橋ゲート[6:30]…広河原[7:2…

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