キュウハ沢の遺物探索

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丹沢の沢や尾根を勝手気ままに歩きまわっていると、ときどき思いもよらない過去の遺物や遺構にめぐりあうことがある。今年4月、キュウハ沢を遡行していて偶然見つけた飛行機の主脚もそんなひとつ、あらためて探索好きのM氏と訪れてみた。

塩水橋[6:45]…本谷川林道…キュウハ沢[7:35]……水源[10:20]…天王寺尾根[11:45]…1129からキュウハ沢左岸尾根下降[12:13]…本谷川林道[12:50]…塩水橋[13:40]

キュウハ沢には、軍用機のものと思われるエンジンが二基
眠っていることはよく知られている。
下流の堰堤下にあるエンジンは、半分地中に埋まったコンクリートの台座があり、
慰霊碑となっているが、どうして回収されずにここにあるのか、そのいきさつは分からない。

星型複列18気筒エンジンは当時の中島飛行機製“誉”エンジンとされるが、
搭載していた機種の特定までは難しい。

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キュウハ沢で一番楽しいゴルジュも、きょうは眺めるだけ。
沢歩きがメインではないので、巻き道で上流の沢床に眠るエンジンに向かう。

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表現は悪いが、フンドシのようなキュウハの大滝。
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右岸から大滝越えて、さらに上流へ。
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二段滝の下流に、もうひとつのエンジンが眠っている。
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しかし、今は完全にガレの下
水の流れもあり、簡単に掘り起こすのは無理、あきらめる。
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こちらは2008年当時の同じ場所、
写真中央付近にエンジンが露出していた。
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次なる目的の場所へ向かう。

そして飛行機の主脚と思われる残骸。
少しガレが押し流されたようで、前回見たときよりも露出部が多くなっていた。
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この主脚が、下流のエンジンと同じ機体のものかどうかは分からない。
素人の印象としては、小型の戦闘機のものにしては大きすぎるような気がする。
したがって、もう少し大型の別の飛行機のものではないかと思っている。
何かほかに、ヒントになるものがみつかればよいのだが、
そんな都合のよい物証が簡単にみつかるわけもない。


課題は果たしたので、きょうは沢を詰めず戻ることにした。
とはいっても、キュウハ沢は水が涸れてからが長く、丹沢山に詰めても、
大ガランを登ってもひと仕事、バテきった夏場の体には堪える。
どうにかして楽に稜線に上がれないかと二人で協議した結果、
新ルートで天王寺尾根に上がることに成功、かなりの省エネになった。
もしかすると究極のチョンボルートだったかも。

 ※詳しい写真は、同行のM氏のブログでどうぞ コチラ

 【独り言】
最近、パソコンの前に座っても集中できず、根気もなくなり困っています。
したがってブログ更新も遅く、期待外れの内容でスミマセン。
一過性の“文章イヤイヤ病”ならしょうがないのですが、もしかすると不治の病?
このままフェードアウトなんてことにならなければよいなと思っています。

2016.9.3(土)

 《今回のルート図》

この記事へのコメント

  • ぜいぜい

    ご無沙汰しています。
    せめてイヤイヤ病あたりでおさまっていてくださいませ。
    不治の病だなんて、ファンとしては切なくて。。。
    何気ないお散歩ブログ、ちょんぼブログでも(いえ、失礼)
    ファンには珠玉です。
    最近、同世代の方々のブログが更新が少なくて寂しくなっています。
    ぜひぜひ、中高年の輝ける星として、先陣を切ってくださいね。
    2016年09月13日 08:51
  • イガイガ

    ぜいぜいさん
    イヤイヤ病、一過性ならよいのですが、なかなか治らず困っています。このままフェードアウトにならないよう、気負わずに回復を待とうと思っていますが、どうなることやら…

    最近は頭ばっかり輝ける星、はげましのコメントありがとうございました(笑)
    2016年09月13日 10:56

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