丹沢湖畔、大仏大橋を渡ったさきにある千代の沢園地からの眺め。天気がよければ中央に富士山がデンとかまえているはずなのだが、きょうは厚い雲におおわれ観えず。そのかわりチョコっと頭を出しているのは、県境尾根の白嵓ノ頭(シラクラノアタマ)あたりのようだ。
千代の沢園地[7:45]…ヘイロク沢右岸尾根[8:00]…戸沢ノ頭[9:45]…遠見山[10:05]…大杉山[10:25]…馬草山(マグサヤマ)[11:20]…イワンガワラ[12:05]…棚沢出合[12:30]…千代の沢園地[13:00]
きょうも特に課題はなくただ歩きにきただけ、足の向くまま気の向くまま。
千代の沢園地を歩きだしてすぐ、湖畔の小さな公園にあった宝篋印塔(ほうきょういんとう)。
丹沢の山中ではあまりみかけない。

地形図をみて、ヘイロク沢の右岸をたどって遠見山へと向かうことにした。
最初の急斜面さえこなせば、あとは北東に続くなだらかな尾根伝いをたどっていく。
尾根のミツマタはまだ固いツボミだが、中には気の早いヤツもいた。

登山道しか歩かない人には関係ないけど、気ままに歩けばいろんな境界杭と出合う。

炭によさそうなコナラやクヌギの雑木の尾根。

立派な炭焼き窯の跡にもご対面。

戸沢ノ頭から遠見山を見る。
ここでいう戸沢ノ頭は遠見山(880m)南方にある750m圏小ピークのこと。

遠見山から大杉山へ。

大杉山を西に下って馬草山に向かう道すがら、性懲りもなくまたあった…

この山域を歩いていると、ときどき見かける「鹿島家」の文字。
もちろんラーメン屋の宣伝でも葬式の案内でもない。
この辺り一帯、旧鹿島財閥の持ち山だったそうでその名残、
三保ダムを施工したのが鹿島建設というのも偶然ではなさそうだ。

馬草山を大回りして、604mピークから棚沢出合の右岸に降りるつもりでいたが、
馬草山の北側一帯は大規模に伐採作業中、真新しい切株から漂うヒノキの香りはここちよいが
向かっている方面からは盛んに電ノコの音が聞こえてくるし、切り倒された木の音も聞こえてくる。
このままいくと作業のじゃまをしてしまいそうだし第一危ない。
604mピークの植林地をさけて、自然林との境目を下降して湯ノ沢側に降りることにした。

しかし、あのあたりは県道から観える対岸に崩壊した崖がむき出しになっているところだったはず。へたなところにでると崖の上に立ってしまうぞと思いながら下降していくと、小さく折り返しながら下るルートがあり、うまい具合に降りることができた。イワンガラワと言われる湯ノ沢が合流するあたりで、河原の東屋から50mほど上流側の場所だった。
県道に上がってしまうと遠回りになるので、そのまま川沿いを歩いていき、棚沢の出合から湖岸の林道に上がる。あとはのんびり千代の沢園地まで歩いていくだけである。
2017.3.4(土)
《今回のルート図》
この記事へのコメント
つっちー
イガイガさんのコースコピーしてある来いと思います。
中川に降りてからの河原歩き渡渉時濡れる心配はありますか?
お知らせ頂けると助かります。
イガイガ
ご質問の件
馬草山から西方の604mピークへはとくに問題なく、その先で中川川に下るところで県道から対岸に見える崩壊崖の際を下降しました。それなりにルートはありましたが、かなり危なげです。伐採作業中だったので通り抜けを避けて、こんなところを下降しましたが、信玄館寄りにもっとまともなルートがあると思います。ご質問の川沿い歩きは、河川敷に降りてしまえば徒渉することなく、左岸側が歩けたと思うのですが、軌跡図をみると一度右岸に渡って左岸に戻っているように見えますね…
棚沢出合北側の中川ロッヂには中川川を往来できる橋があったことは憶えています。
どうも記憶が曖昧ですみません。
雪も深そうですし、長靴でおでかけくださいませ。
つっちー
雪の状態もありますしね。
参考になりました。
ありがとうございます