丹沢山塊には、戦中戦後を問わず幾多の軍用飛行機が墜落し、一部はいまだに回収されず眠ったままになっていることは周知のことである。そのほとんどは、高山域の蛭ヶ岳や丹沢山などに集中しているのだが、比較的里に近い大山の周辺にも激突した米軍輸送機があり、過去二度の探索でも、正確な現場の特定ができずにいた。
今回、三度目の探索で、ようやく山腹に散乱する機体の破片その他を発見、そこが墜落現場であったことは間違いないと思われる。もちろん大半は回収されているので、残っているのは破片や断片、わずかな遺留物だけだが、それが激突した米輸送機ロッキード・スーパー・コンステレーションのものであるという確証には至らなかった。確実な物証が得られるまでは記事の公開をしないつもりでいたが、中間報告という意味合いで、散乱物の写真のみ公開することした。
昭和33年9月10日の神奈川新聞
次回報告があるかどうか確約はできませんが、新たな物証が得られたときは、関連記事を書こうと思います。
2017.6.17(土)

《今回のルート図》
この記事へのコメント
M氏
墜落地点を推定するのはかなり難しい様ですね
新聞記者の知識もあてにならないようですし
土地勘もないので記述も曖昧だし
結局は虱潰しに、足で探すしかないですかね?
イガイガ
今回も、完結編はまだだし…