西丹沢氷瀑巡り

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先週訪れた早戸大滝の結氷に味を占め、西丹沢の大棚を巡って氷瀑を期待したが、どいつもこいつも中途半端で、半解けの氷瀑ばかりでガッカリ。訪問のタイミングを誤ったようで、表題にいつわりあり、どうもすんません。

奥中川園地[7:30]…下棚[8:16]…本棚[8」39]…旧権現山登山口[8:55]…西沢乗越(仮称)[10:12]…西沢径路…マスキ嵐沢・鬼石沢界尾根[11:05]…地獄棚[12:00]…沖箱根沢F1[12:24]…大滝橋[13:03]…県道76号…奥中川園地[13:40]

西丹沢で氷瀑が期待できる棚といえば、やはり地獄棚だろう。少し下流の沖箱根沢F1も凍りつくが規模が小さい。下棚は上部の陽当りがよくてあまり期待できないが、本棚は早朝に訪れれば結氷しているかもしれない。
そんな思いから、これらの大棚を巡ってみることにしたが、さて効率のよい周回ルートは…
もちろん、単にピストンなどありえない。かといって、雪深い畦ヶ丸をぐるりと回っていくほどの体力もない。
ということで、地図上で最短と思えるルートを考え訪れてみた。

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まずは、下棚から。
少しは期待したが、やはり、朝陽が当たって氷瀑にはほど遠い。

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続いて本棚を訪ねる。
以前、結氷した本棚をみたことがあるのでチョットは期待したががっかり。
もう少し凍りついているかと思ったんだがなぁ…

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本棚対面のカラ棚、水の流れのない涸棚は涸棚のままで期待を裏切りません。
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この先は、つらいズボズボ歩きが予想できるので畦ヶ丸にはむかわず
権現山への旧登山口まで戻り、権現山北西1000m鞍部まで雪を踏みしめながら登る。

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そこからは雪に埋まった西沢径路の水平路を掻き分けながらたどる。
何カ所か悪いところはあるけれど、マニアには貴重な通り道だ。

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雪と格闘しながらたどって、マスキ嵐沢と鬼石沢の界尾根から南にくだる。
タヌキの足跡を追いながら雰囲気の良い尾根をくだり、
鬼石沢左岸で登山道を横切ったらさらに進み、地獄棚まで急な斜面を下降する。

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そして地獄棚。
今度こそと期待したが、ここでもがっかり。
すでに気温は上がり、たどり着いたのがお昼じゃあね…
残念無念、上半分は解けてました。

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帰り掛けに立ち寄った、沖箱根沢F1ではアイスクライミングの訓練中。
ご苦労なこってす。

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本日の軌跡をみれば、半分ぐらいはラクな県道歩きで終わった山歩きにみえるでしょ。
とんでもない、歩いた距離は短くても、誰も踏んでいない雪が残るバリエーションは結構つらいのですよ。
帰りの車道歩きも、もちろん本意じゃないけど、きょうは車の往来もほとんどなく雪が残る歩道をさけて
道の真ん中をどうどうと歩けるのがイイね。
それに、ふだんは車でさっと通りすぎてしまうところも、のんびり眺めて新たなことに気がつくこともあるし。

少々期待外れの氷瀑巡りだったことは否めないが、これはこれでよし。
きょうも、いろんな丹沢の情景に巡りあえたんだから。

 2018.2.3(土)

《今回のルート図》

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