丹沢を離れ奥秩父連峰 金峰山、国師ヶ岳、北奥千丈岳へ

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年に一度のkazさんとの丹沢脱出行、今年は山小屋泊なしで気軽に2500m級の山に登れる、山梨、長野の県境にある大弛峠(おおだるみとうげ)から、朝日岳、金峰山(きんぷさん)と登り、不本意ながらピストンで大弛峠に戻って東側の国師ヶ岳、北奥千丈岳と廻ってきた。下界の猛暑騒ぎをよそに、森林限界に近い山々は涼しく、丹沢ではとうてい味わえない山歩きが楽しめた。

 (トップ画像:金峰山の五丈岩)
大弛峠(おおだるみとうげ)[7:20]…朝日峠[7:50]…朝日岳[8:29]…金峰山(きんぷさん)[9:20/9:50]…朝日岳[]…大弛峠[11:30]…夢の庭園[11:40]…国師ヶ岳(こくしがだけ)[12:14/12:26]…北奥千丈岳(きたおくせんじょうだけ)[12:35]…大弛峠[13:10]

奥秩父連峰の山といっても、神奈川県人は中央高速道の勝沼ICから一般道を北上し、林道というにはもったいない、牧丘・川上林道を標高2360mまで登った大弛峠が出発点となる。一般車両の通行できる峠の道としては最高地点だそうで、一気にここまで上がっくると楽チンだが、少々ありがたみには欠けてしまう。それでも、車を降りてみれば、下界の猛暑がウソのように涼しく、出発時の気温14℃はさすがに気もちがよい。

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秩父多摩甲斐国立公園 大弛峠俯瞰図
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峠の駐車場からは、シラビソに囲まれた登山道をいく。
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稜線にでると南の方角にうっすら富士山が。神奈川からみる姿より男っぽい。
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朝日岳への登りのガラ場。
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朝日岳標高点付近。
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朝日岳から望む金峰山。シンボルの五丈岩がよく見える。
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賽ノ河原付近。
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ここを越えれば…
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金峰山(2599m)山頂
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そして五丈岩。左奥にはわずかに頭をだした富士山。わかるかな?
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裏に回り込めばこんな感じって、こっちが表かな?
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雲がどいてくれれば、岩と岩の合間から富士山が望めるのだが、やっぱり先っちょだけ、残念。
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先に金峰山に来たのは正解だった。このあと、山梨県側からガスが湧きあがり、
帰りに撮った7枚目の写真とほぼ同じ角度の写真では、まったく五丈岩がみえなくなっていた。

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国師ヶ岳へは木段&木道歩きではじまる。さすがにここでは汗が噴き出した。
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“夢の庭園”と名付けられている展望地。
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旬は過ぎたようだが、この周辺はシャクナゲの群生地らしい。控えめに一枚。
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岩がゴロゴロしている国師ヶ岳(2592m)の山頂スペース。
苦手な団体さんとタイミング悪く遭遇、おまけにガスもあがってきて展望なし。

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少し戻ってこちらはひっそり北奥千丈岳(2601m)。
主稜から少し外れているせいか、奥秩父の最高峰というのに知名度はイマイチ。
国師ヶ岳の帰りに、ついでに寄っていく山という立ち位置のようだ。

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年に一度の逃避行、たまに歩く丹沢以外の山々は見るものみんな新鮮でよい。
だったら気楽にアプローチできる車があるんだし、丹沢に固執することなく、もっと外の山に飛び出してもよさそうなものだが、偏屈者はやっぱり丹沢がよく似合う。
ときどき行くからいいんだよ。

 2018.7.19(木)

《今回のルート図》