白馬尾根から鬼ヶ岩、蛭ヶ岳へ

毎度のことだが、行き先をザックリ決めたらあとは気分まかせ。きょうも歩き始めは大滝まで行って、あとのことはそこで考えようと思っていたのに歩いているうち心変わり、脚は自然と白馬尾根へ。ひと月前に登った蛭ヶ岳がガスに包まれ眺望がまるでなく、登った気がしなかった。そんなこともあり、青空の広がったきょうの天気なら間違いなく展望がひらけているだろうと、鬼ヶ岩まで登り、蛭ヶ岳へ向かった。


早戸川林道は相変わらず通行止めのまま、少しずつ復旧整備はされているようだが
リヴァスポットより奥に営業施設のない現在、全面開通はまだまださきになりそう…
日の短いこの季節の山遊びに、魚止橋までの往復3時間は大きいが仕方がない。

魚止橋まで頑張ればあとは歩き慣れた大滝への道、
伝道から山道に入り、倒壊寸前の造林小屋をすぎたら水平回廊、
危なげな空中一本橋をへつり、二度の徒渉点を渡ったら
濁流に押し流され、すっかり様変わりした雷平に着いた。

雷平からみる白馬尾根
この角度からはラクそうにみえるけど、けっこう急な傾斜の尾根である。

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下部の植林地に放置されたまま野ざらしのキャノン製フィルムカメラ
これって1961年発売のキャノネットだよね…
5、60年以上たってる落とし物ってこと?

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地味な植林帯が終わり、藪地帯を抜け出て振り返れば丹沢三ツ峰山稜
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白馬尾根上部、小笹と ブナが融合した気持ちのよい眺め
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鬼ヶ岩 ツノ間に観る富士山
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ツノに挟まれた蛭ヶ岳
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ここまでくればあとひと登り
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富嶽三景その一、山頂から
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その二、1480m崩壊地から檜洞丸かぶり
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その三、姫次のカラマツ越し
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松茸山登山口[6:00]…早戸川林道…魚止橋[7:35]…雷平[8:35]…白馬尾根…鬼ヶ岩[10:50]…蛭ヶ岳[11:15/11:25]…姫次[12:38]…「鳥屋造林組合管理地」標識[12:47]…榛ノ木丸[13:25]…榛ノ木丸東尾根…魚止橋[14:35]…早戸川林道…松茸山登山口[16:00]

 2020.11.21(土)

《今回のルート図》

この記事へのコメント

  • AY

    水平回廊落葉ラッセルで先行者の気配を感じてました。
    もし大滝に行かれてバッタリしてたら、オーッ!だったですね!
    でも、時間的にニアミス止まりだったかな。
    2020年11月25日 12:23
  • イガイガ

    始めは同じようなルートも考えていたので、
    気が変わらなければどこかで遭遇したかもしれませんね。
    残念でした(>_<)
    それにしても園地7:45発、今の季節にあの周回ルート、
    AYさんじゃないとやらないよなぁ…(感服)
    2020年11月25日 14:16
  • うたやん

    イガイガさん、お久しぶりです。
    あちこちの通行止め悩ましいですね。お天気は沢・山徘徊にとーっても大事だと思います。すっきり青空良かったですね。?
    事後承諾になりますが”ガタクリ峰”の由来知りたがってた方がおりましたので勝手にイガイガさんの過去記事を紹介しました。お許しを_(._.)_ペコリーノ!
    2020年11月25日 18:16
  • イガイガ

    うたやん、お久です。
    予算がないのか、どうせまた崩れるのでほったらかしているのか
    ホント、丹沢歩きにくくなりましたね。淋しい限りです。
    ところでガタクリ峰の由来って
    そんなこと記事に書いたことありましたっけ…
    本人すっかり忘れてますわ。テヘ(^^;)
    2020年11月25日 19:54

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