檜洞丸へ行くことになった。
登攀ルートは、東沢の右岸から大笄の稜線まで連なる尾根、
最後に立ちはだかる障壁の岩稜登りは高度感もあり、スリリングで楽しめるところである。
西丹沢ビジターセンターを出発、つつじ新道を吉原の切通し先まで歩いたところで
855mピークを越え、東沢林道を横切って東沢の尾根に取り付く。
東沢林道の奥に、うっすら見えているのが檜洞丸のあたりかな。

尾根に乗ったらしばらくは尾根伝いを北東に進み、
標高1100mあたりで東北東に向きが変わると、ブナを主体とした広々とした尾根になり、
正面にはこれから目指す尖った山並みが見えてきた。

1125mの標高点をすぎると、そそり立つ大笄の障壁が近づいてきた。

1130m圏のピークをくだった渡り廊下のような鞍部。
ここから徐々に等高線が混み合った岩稜になり、
気を引き締めて登攀開始。

はっぴーさん、果敢にアタック。

さきほどまで笠雲に頭を隠していたが、じょじょに姿を現し迎えてくれた。

登り着いた稜線から望む、今たどってきた東沢の右岸に続く尾根並み。

檜洞丸

まるで夏の富士山を観ているような眺め。もう12月も半ばだよ…

山頂直下の赤土の崩壊地、登山道が補強され安心感が増した。

山頂メシへのこだわりがないので、一人のときは適当に食っているが、
さすがにきょうはコラボなのでそうもいかない。
ベンチに座ってランチしながら、下山ルートをどこにするか相談、
はっぴーさんにお伺いを立てると、
しばらく歩いていないので、つつじ新道でもいいよとのたまう。
もちろん即刻却下。
時間的にも体力的にも、余力があるのにオレが歩くわけないじゃんか。
というわけで、テシロノ頭のベンチ裏から下る石棚沢右岸尾根を下降するルートへ。
途中の岩屑だらけの斜面が少し歩きにくいが、
ビジターセンターに戻るバリラー御用達のルートである。
ところが、以前にも書いたことあるけど、
その楽しみを奪うおびただしい赤ペンキマーク、
ざ~けんなよ、犬のマーキングじゃないんだから…
スズランテープやビニールテープ、結束バンドのたぐいなら、めんどくさくが撤去はできる。
けど、スプレーペンキじゃどうしようもない…
こすればいくらか薄くなるが、あれだけ無作法につけられちゃこちらが根負け。
地図を読みながら下降尾根を楽しみたいと思っているのに、
どうしても赤ペンキが目に入り楽しみは半減、
それよりなにより、景観をそこねてしまっているのが何とも気分が悪い。
あ~あ、また書いちゃった…
あんまり文句、苦言のたぐいは書きたくなかったんだけど、
我慢できなかったのでご容赦くださいね。
西丹沢ビジターセンター[7:25]…つつじ新道…・855 [8:15]…東沢の尾根取付き[8:20]…・1125 [9:20]…大笄稜線[10:45]…檜洞丸[11:45/12:10]…石棚山稜…テシロノ頭ベンチ[13:00]…石棚沢右岸尾根…東沢[14:50]…西丹沢ビジターセンター[15:08]
2020.12.12(土)
《今回のルート図》
この記事へのコメント
はっぴー
1月と12月のコラボ、って頭とお尻(笑) 1年短いですね。
下山路のつつじ新道却下は想定内です。
下ったルートをちゃんと地図に引いていきましたよ。
この日、何時にビールでしたか?
イガイガ
てことは、残りもアッというま?…かな ^^;)
やっぱり246渋滞、想定どおり6時に?でした(T_T)