滝口沢へ

人里近い沢ながら、けっこう滝が連発して楽しめ、
短時間の周回も可能な神縄の滝口沢を訪れた。

沢の出合は、県道76号を清水橋から丹沢湖に向かう途中の神縄の坂の手前、
目立たない滝口橋が、遡行開始地点になる。

県道なので車の通りが多く、近くに適当な駐車場所がない。
遡行終了後の周回ルートも考え、
三神隧道を丹沢湖畔に抜けた大勢の神橋の際に車を置いて出発した。

滝口橋まで戻り、左岸側のバリケードをすり抜けて放置された作業場跡を、
そのまま100mほど進んでいくと、右岸側にほとばしる斜瀑がみえてきた。

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前面のプールを渡って、左の岩場に垂れている古いワイヤーロープを頼りに
よじって越えると、その上はナメ状の流れになって続いている。

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その先は岩壁に囲まれた、まるで井戸の底。
落差25mほどある大滝がスラブの岩肌を伝い、勢いよく流れ落ちている。

もちろん登れるわけもなく、ここは眺めるだけ。
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いったん滝下まで戻って、右手から流入する沢に入り、
苔むした残置ロープをつかんで中間斜面を滝上まで登っていく。

狭い25m滝の落口
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大滝に続き2段のナメ状滝。水際を越えていく。
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水道施設の取水堰をハシゴで越えると穏やかな平流になるが
ふたたび滝が現れ滝場になる。

この5m滝は左の水線沿いを登って越えていく。
多少足下が濡れたが、十分許容の範囲。

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勢いよくほとばしる4m滝。
左の岩場に残置されたトラロープがあり、ゴボウで越える。

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この2段の滝はどうしたんだっけ…
忘れたけど難しくはなかったと思う。

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そして滝場が終わるとナメ床がつづく。
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ナメ床の渓相もいろいろ。
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そして、370mの二俣、
北東に向かう本流は凡庸に終わってしまうので南東の右俣へ。

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右俣に入り、折り重なる倒木を乗り越えていくと、
前方をふさぐ2段の大棚が立ちはだかる。
あまり流麗とはいえないが迫力は十分。

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左岸側も右岸側も、けっこうきつい斜面が上まで続いている。
大棚を越えるには少し戻り、やや傾斜が緩んでいるところから左岸に取り付き、
7、80m登って左岸をトラバースする踏跡があらわれたらたどっていけば、
大棚を越えた先まで続き、沢に降りることができる。

大棚の落口
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ことあと、もう滝らしい滝はあらわれないがそのまま詰めていく。
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最後は八丁神縄林道に登り詰め遡行終了。
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帰り道はすぐ先にある、三保ダムへつづくハイキング道をたどっていく。
整備されたハイキング道は歩きやすく楽ちん、丹沢湖を眺めながらのんびり歩いて行く。

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最後は、ちょっとショートカットして
大勢ノ神沢左岸を下って車に戻ると、ちょうどお昼のチャイムがなりだし、
本日の沢遊びもこれにて終了。

余裕で3時に🍺ありつけそう。
いや、2時でも余裕かな。

2021.03.14(日)
大勢の神橋(オオゼイノカミハシ)際[7:00]…戻って滝口橋から遡行開始[7:28]…F1落口[8:05]…370m二俣[9:25]…右俣の大棚…落口[10:00]…八丁神縄林道で遡行終了[10:50]…三保ダムへのハイキン道…大勢ノ神沢左岸…大勢の神橋[12:00]

《今回のルート図》

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