三国山稜 ブナ巡り

丹沢界隈の標高1000m超えの山へ車を利用してらくに登るなら、神奈川県西のはずれの三国峠か山伏峠を起点にして山遊びするのが一番。きょうは三国峠から三国山稜に多く自生するブナの木を巡ってみようと訪れてみた。

三国峠から三国山の山梨県側山腹に入りトラバースを開始する。きょうは午後から雪になる予報がでているが、朝のうちはまだスッキリ青空。雲が湧いてくる前に一枚ぐらい富士山を撮っておきたいのだが木立がじゃまして写真にならない。

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1150mから1200mの標高を外さないよう、うっすらと雪の積もった斜面をトラバースしていく。
山梨県側の地形はなだらかなので歩くのに問題ないが、神奈川県側や静岡県側の斜面ではこんなこととてもできない。

45分ほどで標高1200mの斜面に立つ古ブナに着いた。
地形図ではヅナ峠から北に続く破線の道沿いになるのだが、実際は道と呼べるような道はない。

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スッキリ青空に雲が漂い始めた。
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肉眼では脳内フィルターをとおして景色が見えているのだが、カメラでは絵にならず。
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気温が上昇してくるにつれ雲が湧きだし富士山が隠れそうになってきた…
富士山はかろうじて見えているのだが木がじゃまで撮れない。
ようやく樹林がまばらになって見晴らしのきく場所までやって来たがときすでに遅し…

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新たな発見の古木がないか周辺に気を配りながら歩いていると気になる木が、
これはシナノキかな…

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渓相にあまり変化がなく少し飽きてきたので大洞山の西側鞍部からいったん稜線にあがり、ここからはハイキングコースをたどっていく。

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アザミ平は富士山の絶景ポイントなのだが西からガスが迫ってきて展望なし。
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篭坂峠に向かうハイキングコース途中1240m付近の天狗ブナ
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ここで写真を撮りながら休憩していると細かいアラレが落ちてきた。本格的に降ってくるまえに早めに引き返すことにしたが、今歩いてきた軌跡と重なるのはつまらない。北側山腹をトラバースして8の字に交差、大洞山からはハイキングコースを歩いて三国峠へ向かうことにした。

大洞山はガスの中
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三国山ではさらにガスが濃くなった。
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標高差200mほどを一気に駆け下って三国峠へ
ガスはまだここまで降りていなかったが到着と同時に細かいアラレがパラパラと落ちてきた。

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きょうはここまで。

 2023.2.25(土)
三国峠【7:12】…三国山稜北面トラバース…古ブナ【7:55】…大洞山西鞍部で登山道へ[9:45]…アザミ平【9:55】…天狗ブナ【10:20/10:30】…北面トラバース…大洞山西鞍部から登山道へ[11:35]…大洞山【11:43】…三国山【12:35】…三国峠【12:47】

《今回のルート図》

この記事へのコメント

  • MORINOBUNA

    こんにちは
    素晴らしいブナの古木ですね! これで樹齢はどのくらいなのでしょう、数百年の時を見続けてきたのでしょうが、逞しいですね!
    2023年03月05日 11:52
  • イガイガ

    MORINOBUNAさん、コメントありがとうございます。

    ブナの古木ってどこか神秘さがありいいですね。
    樹齢を判断するのは難しいですけど、
    おそらく500~600年は山中湖を見続けているのではないかと思っています。
    2023年03月05日 13:57