谷太郞林道、鳥屋待沢出合の権現橋から左岸の径路に入りたどっていく。
夏場はヤマビルの巣窟と化すこのエリア、今はまだ大丈夫だと思うが気温が上がれば油断できない。
一応、足元は固めてやってきた。(EAさん撮影)

鳥屋待沢の下流域は少々退屈、しばらく左岸の径路をたどって省エネ遡行。

標高400m付近で沢が左に曲がると大岩にしがみついてL字に伸びる「ど根性カツラ」が目に入る。正確にはここから権現沢と名を変えるのだが、この辺りからが本格遡行となる。


15m大滝は左から大きく巻いて越える

すぐに沢へは戻らず、そのまま右岸をトラバースして最後はロープを頼りに沢へ下降。
(ardbegさん撮影)

幕岩もどきのどん突きは狭い廊下、その奥は右から滝が落ちてくる(EAさん撮影)

ドボンしたくないので必死にしがみつき、右の岩壁をトラバース(EAさん撮影)

最後は滝を這い上がって越える。

ひと通り難所を越えたら、しばらくはゆるい沢歩き
この5m滝は手前のカンテをよじ登って越えるが上に抜けるところがイヤラシイ。

この滝が右俣。
上には滝が続き、滝好き沢好きの自分としてはこちらがお薦め。

でも、きょうは水流のない左俣の幕岩へ。

沢は詰めず、幕岩横からザレザレ斜面に取り付いたら這いつくばり
根っ子剥きだしの小尾根を修行の登り。

777峰まであがってあとは宝尾根をくだるだけだが、
512までくだった先に仕事道があらわれ、何も考えずにたどっていたら眺めがいつもと違う。
本来の尾根筋が左に見え、ルートから外れているのが分かったので現在地を確認すると、
どうやら南側の谷筋にくだっているようだ。
今さら戻るのも面倒だし、径路がどこに続いているのか気になるのでそのままたどっていくと、
最後は激渋で超マイナーなオオゾノの沢に下降、そして谷太郞林道に合流した。
歩いたことのない新ルートだったが、これからの季節はヒルの総攻撃をうけそうな裏ルート、
ちょっと歩くのは躊躇しそうである。
とにかく MISSION COMPLETE!
さあ、家に帰ったらビール飲み飲みWBCの録画でも観よう!
でも、ホントは結果を知らずに観たかったんだけどね…
電波が通じるようになったら祝勝メールが😢
2023.3.21(火)
《今回のルート図》
この記事へのコメント
ardbeg
ドクターストップ以来、久々の沢歩きでしたが
おかげさまで安心して任務遂行できました
丹沢まる君
いつもブログを楽しませていただいております。
車と写真を発見した者です。
この度は険しい道のりを進んでいただき
遺留品を持ち帰っていただきましてありがとうございました。
長い間手がかりがないままで、ずっと気がかりでしたが
形ある物がご家族の元に戻ってホッとしています。
皆様に心から感謝申し上げます。
寂しい場所で人知れず行方不明になった方も
同じ山を歩いている皆様が来てご家族に届けて下さったことを
きっと喜ばれていると思いますし、
それがご家族にも大きな慰めになっていると思います。
本当にありがとうございました。
またこれからもブログを楽しみにしております。
イガイガ
沢始めにはちょうどよい刺激だったので、ドクターストップが解除になったらゆるいところに行きましょう。
イガイガ
今回の話題は少しデリケートなので詳しくは語れませんが、
とにかく最低のミッションは達成できたのでよかったです。
でもね・・・
まる君さんも、大滝付近まで行かれたようですが、
無理せずに引き返して正解でした。
4年目あたりが無茶しがちなので、くれぐれもお気をつけて。
うさぎのまる君、真ん丸でカワイイですね😊
AY
お疲れ様でした。
一応、沢始めだったんですね。
イガイガ
沢歩きは昨年の下棚沢以来なので今季は初めて、
おかげで目覚めました。