同行していたshiroさんレガーさんと、次回の沢歩きとして本棚沢を約束していた。
沢遊びにはよい季節を迎え、さっそく三人で本棚沢の遡行を楽しむことになった。
集合は奥中川園地(西丹沢ビジターセンター)6時半。
どう考えても、今のシーズンでは少し遅すぎるかなと思い、
普段はめったに使わない高速に乗って5時すぎに着いたが、駐車場はすでに満杯だ。
どうみても登山客だけとは思えない。
おそらく昨日から駐めているキャンプ場客がいるのだろう。
予想はしていたがやっぱりな、という感じだ…
しかたがないのでUターン、
新しくできた箒杉公園近くの駐車場まで引き返し、みんなの到着を待ち出発した。
というわけで、20分ほど県道歩きがふえたが大勢に影響はなし。
奥中川園地から吊橋を渡り、西沢沿いに畦ヶ丸への登山道を歩いて本棚沢へ向かう。
本棚沢に着いた
きょうはカラ棚にも水流ありだが、流量と流勢は明らかに本棚、落差はカラ棚の勝ち

本棚の勇壮な眺め、落差70mはだてじゃない

右岸のルンゼから斜面をジグザグに登って本棚落口へ

落口から続く連瀑をみる

流勢あるF2

優美なF3

少し間隔をあけ、流木が寄り添う幽雅なF4

F4を越えれば棚場も一段落、しばらくは落ち着いた沢筋になり快適に歩いて行く


上下二段になったゆるいナメ状棚は快適なフリクションで越える


久しぶりに現れた直瀑5mは右から攀じって越える

湧水スダレ滝

周囲の赤っぽい岩肌から無数の水流が噴き出ている
ここは右手を小さく巻いて越える

湧水の滝を越えると水流はいっきに減少

980mの二俣で方向を確認、本流筋と思える左に入ると水はやがて消えた
沢のツメとしては比較的歩きやすく
最後は本棚沢と下棚沢の中間尾根の付け根あたりにツメ上がることになる
沢の終盤、ここをこなせば尾根に上がる
ファンタスティックな眺めに感嘆している二人だが
写真じゃ全く伝わらないな…

本棚沢と下棚沢の中間尾根に上がって遡行終了

急斜面を少し登って登山道に合流、現実に引き戻される

畦ヶ丸山頂へ

ベンチで休憩しながら下山ルートを合議、時間は充分、余力もまあまあ、
2、3のルート案を検討しながら、あまり無理しない妥協案に決定、
畦ヶ丸から東海自然歩道を大滝峠方面に向かい、
途中の1160m圏ピークから南東に外れ、尾根伝いに鬼石沢900mの二俣まで下降したら、
鬼石沢の右岸径路を一軒屋避難小屋まで歩き、
あとはまじめに大滝橋から箒沢の駐車地まで戻ることにした。
体力、持久力の低下は致し方ないが、先回のような突然の体調不良もなく、楽しく遊ぶことができた。
ただ残念だったのは、当初ardbegさんとnenetaさんも参戦を予定していたのだが
当日の朝、246で当て逃げ事故に遭ってしまい、やむなく断念することとなってしまった。
ケガはなかったようなのでひとまずよかったが、何とも気分の悪い話である。
今度、落ち着いたら、癒やしのコラボでも行きましょう。
2023.5.28(日)
箒沢の新駐車場【6:15】…奥中川園地【6:40】…西沢沿い…本棚【7:30】…本棚落口【8:00】…本棚沢遡行…980m二俣【9:58】…本棚沢・下棚沢の中間尾根【10:40】…登山道【11:00】…畦ヶ丸【11:15/11:30】…東海自然歩道1160m南東尾根【11:50】…鬼石沢900m二俣【12:25】…鬼石沢右岸径路…一軒屋避難小屋【12:45/12:50】…一般登山道…大滝橋【13:45】…県道76号…箒沢の駐車地【14:03】
《今回のルート図》
この記事へのコメント
ardbeg
ご一緒できず残念でした
病気入院に上階の火事に交通事故
お祓いでも受けた方がいいのかな😭
イガイガ
楽しみにしていたのにホント残念でした。
本棚沢は綺麗な沢だし
要領さえ知っていれば難しい沢ではないので
今度あらためてコラボしましょう。
てか、その前にお祓いかな・・・
レガー
西沢本棚沢、お世話になりました。
この辺りは渓相がとても美しく、丹沢歩きの醍醐味を
味わえますね。
今期の沢歩き開始に、最適な一日となりました。
ardbegさん、nenetaさんは残念でした。
次回はぜひご一緒出来ればと思います。