混雑が予想される三連休を避けて明けたら行ってみようと考えたのだが、
天気をみると傘マーク優位であまりよろしくない。
その後の予定や紅葉の見頃を考慮すると、どうも今しかなさそうだ。
そう思い、朝にはつよいジジイの特権を生かし、
高速の深夜割引を利用して、さっそくいってみることにした。
4時前に高速に乗れば料金3割引が適用されるのだから、頑張って早めに出掛け、
眠かったら途中のサービスエリアで休めばよいのでチョロいもんだよ。
それにこの時間帯なら、行楽渋滞に巻き込まれることもないし、
一足先にことが進められるので、帰りの渋滞もさけられそうで、
まさに早起きは三文の徳である。
周囲が明るくなるのを待ち、一週間前より色づきの際立った駐車場を出発する。
おそらく甲斐駒方面に向かうのであろうヘルメット姿の登山者も見かけ、
朝早くから駐車スペースは埋まりぎみ、
まだ余裕はあるのだが、満車になるのも時間の問題だろう。

渓谷沿いを5分ほど進み尾白川渓谷と日向山の分岐を右に折れて登山道へ

途中で見かけた炭焼き窯の跡
平べったい石を重ねた様式は丹沢で見る炭焼き窯とはずいぶん違う

40分ほど樹林帯の中を登っていくと矢立石登山口
林道でここまで上がってくる車もあるのだが駐車スペースは狭く
止められずに右往左往している車を見かける

路傍にひっそり馬頭観音
天保十三年(1842年)と刻まれており急斜面に変わる道端に立っている
かつては炭を背負った馬が行き交い、転落死してしまった馬もいたのだろう

もみじも綺麗に色づいた

ブナの古木もいい感じ

明るいカラマツ林

雨量観測所の鉄柱がみえたら山頂も近い

登山道を少し外れた1659.89mの三等三角点
りっぱな私製山名板がここに立っているけど、もう少し西の1660m標高点のほうがあってないかい?

5分ほど先で西側の小峰を小さく乗り越えると…

大きく開けた雄大な景色が広がる雁ヶ原(がんがはら)に着いた

花崗岩が風化した白砂が浜辺のように見える “天空のビーチ”の異名もうなずける


おっと…独り芝居か

南西にはひときわ高く甲斐駒ヶ岳

北方に八ヶ岳連峰

ゆっくり景色を堪能し、じょじょに登山者がふえてきたところで早めに下山開始。
帰り道はぞくぞくと登ってくるハイカーに道を譲りながら、
まあまあ余裕をもって帰って来ることができた。
戻ってみれば、駐車場はすでに超満杯。
交通整理の誘導員までいて、
空き待ちの車両が20台ほど道端に並んでいるのにはびっくりした。
中央道も現在、韮崎、須玉間は上下線とも一車線規制中だが、
早朝はまったく問題なく通過できた。
しかし、さすがに行楽日和の連休初日とあって下り車線は大渋滞。
延々と続く車列を横目に見ながら交通情報を聴くと通過に100分だってさ。
上りはスイスイ、帰りの渋滞が始まる前に一気に走り抜けて自宅着は1時半。
ゆっくり風呂につかって、2時には余裕の🍺となりました。
2023.11.3(金)
尾白川渓谷駐車場【6:30】…矢立石登山口【7:18】…△1659.9三角点【8:45】…日向山(雁ヶ原)【8:50~9:15】…矢立石【10:22】…駐車場【11:00】
《今回のルート図》
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