奥湯河原 気まま散策

先回に引き続き、今回も湯河原周辺の探索である。
久しぶりに、奥湯河原の滝でも巡ろうと思い出掛けてきたのだが、
最初に訪れた蛇態ノ滝で挫折、以前は容易に訪問できたのに、
手前の浄水場奥に新たな堰堤が出現、行く手を阻まれ近づけなくなっていた。
越えるための通路は左岸にあるのだが、水道施設関連のためか施錠されていて進入禁止。
炎上覚悟の強行突破も頭をよぎったが、さすがに常識人としての理性が働き
やむなく断念...😥
ホントは蛇態ノ滝を皮切りに、藤木川上流の白雲ノ滝から新崎川最奥の六方ノ滝まで
巡ろうと思っていたのだが、ハナからつまずき気持ちが萎えてしまった。
なので予定変更、得意技の気まま歩きで気の向くままに歩いて帰ることにした。

堰堤の手前に架かる蛇態橋を対岸に渡ってみると、廃道っぽい山道が中腹方面に続いている。
こっちへおいでと誘っているような気がしてたどってみると、
すぐに消えてしまいそうな荒れた道だが、進むにつれ段々としっかりした道になってきた。
とはいえ、ほとんど歩かれていない忘れられた道、倒木や落石が放ったらかしなうえ、
周りの景色はまったく見えず、面白味には欠ける道だ。

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あとにもひけず、どこにどう続いているのか確かめたくなり、
とりあえず道なりに進んでいくと、突如、広々と開けた場所にでた。
あれ、ゴルフ場にまぎれこんじゃった?
と思ったが、ファミリーキャンプ場的なベンチとテーブルが設置されてあり、
「紅葉山」と表記された案内板もあった。

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そばに池もあるらしいのでいってみると、このあたりを「池峯」というらしい。
なるほど池のある峯ってことですな、まちがいなし。
静かでいいところだが、時季的なことなのか認知度がイマイチなのか、人影はまったくなかった。

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万葉郷の住宅地を抜け、温泉場にくだっていく途中、
水音が聞こえてきたので覗いてみると名もなき隠れ滝をみつけた。

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栄枯盛衰、遺構と化した昭和のホテル
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だるま滝
一度は涸れた滝だが、奥のホテル建築の際、水流を復活させたらしい。

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さて、とりあえず温泉街まで降りてきたが車を置いてきたのは、つばきライン途中の椿台。
そこまで戻らなければならないが、うねうね曲がりくねって遠回りするうえ、
バイクや車がかっ飛んでくるので怖くて歩けない。
ショートカットして土肥城跡の城山を経由し、戻ることにした。

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正規のルートがどこか知らないので、地図をみながら近そうな道を選び住宅街をぬけていく。
けっこうな急坂の連続をこなし、住宅地が途切れる最後の民家までやって来た。

しかし、その先にあるはずの破線道がみつからない。
戻るのはイヤなので、アオキを掻き分けながら進んでいくが、かつてあった径路はみつからない。
方角だけ間違わないよう進んでいくと、前方にでっかい砂防ダムが現れた。
おそらく下の住宅地を守るために建設されたのだろう。

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中央にスリットがある構造なので通れるかと思ったら抜けられず、左の斜面に上がって越えていく。
越えていくと堰堤工事に使われたと思われるコンクリ道があらわれ、
かつてあった径路ではなさそうだがたどっていくと
つばきラインのヘアピンカーブにある城山入口とつながった。

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ここから城山まではたいした距離ではないし、ほぼ水平の径路だったはず...
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と思っていたのは最初だけ、結局、最後はジグザグ登りでヒーヒーゼェゼェ💦
とにかく誰もいない山頂で一休み、ふぅ~

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ここまで来ればあとはほとんど高低差のない散策路的な尾根道のはず、20分ほどで椿台に戻ってきた。
まだまだ時間は早いし渋滞もなさそうなので、余裕で3時にビールありつけそうである。
あきらめた滝巡り、ルートを練り直しあらためて挑戦しようと思う。

2024.3.16(土)
椿台(しとどの窟入口)[6:45]…県道75号…辰沢…海石榴(つばき)奥庭…広河原浄水場…蛇態橋[7:50]…池峯林道…池峯(紅葉山)[8:40]…藤木橋[9:30]…城山入口[10:37]...城山(土肥城趾)[11:10/11:25]…椿台[11:45]
《今回のルート図》

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