今回は、一部通行可能になっている玄倉林道を第2発電所まで歩き、
そこから山神径路に上がって山神峠に行き、
その先は1月に歩いているので大ブナから玄倉ノ野に続く山稜を経て、
玄倉に戻ってくる半日遊びの予定、帰着時間を昼12時±30分と決め出発した。
基本的に林道歩きは好きではないのだが、玄倉林道は例外。
興味を惹く沢や尾根が多いので、何度歩いても飽きないのが理由かな。
仲ノ沢林道分岐をすぎ玄倉林道から見る立間大橋。
車が入れた頃は駐車場だったゲート前広場。
拡張整地されて、林道や治山運搬路の復旧資材置場になっている。
中州にポツンと取り残されたボッチの小島、
なんかオレみたい...
う~んと...どこが見えてる?
山名を同定するのは苦手、芋ノ沢ノ頭あたりかな。
新青崩隧道を通り抜けるのは久しぶり。
堅固な門扉はなくフリー通過、もちろん中は真っ暗くろすけだ。
かつては、ヘッデンだすのも面倒くさくて手探りで通過したけど、
今はジジイでも持ってるスマホのライトがお助けアイテム。
延長327mの暗闇を抜けだし振り返れば仏岩がそそり立つ。
朝陽が差し込む石崩隧道、腸の中を歩いてるようだ。
トンネルを抜けると右手にアッチ沢の滝。
玄倉ダム
早朝、運がよければ眺められる玄倉ダム湖右岸に落ちる幻の滝。
上部の導水管排砂口から排出された水が100m以上の落差となって落ちてくる。
水流は人工的だが不定期放流なので観られればラッキー。
写真は最下段の20m、この上に何段も重なっている。
観瀑を終え林道に上がったら、目の前にカモシカがいて目が合った!
カモシカの習性なのか、人を見てもすぐに逃げないので必ず睨めっこになる。
襲ってくることはないが、近づくと防衛本能で頭突きをくらうかもしれないので、
どいてくれるのを待って根比べだ。
1分ほど睨み合っていたら、先方から視線をそらし去って行った。
カモシカなら怖くはないけど、クマと出遭って睨み合いになったときは、
突然向かって来たのでビビったなぁ~💦
蛇小屋隧道は閉鎖されているわけではないのでシカトで通れそうだが、
この先の通行は規制されているので、行くなら自己責任ってことかな。
関所破りのルートも知っているけど行きません。
蛇小屋沢に入り堰堤を一つ越えたところから、右岸の尾根に取り付きます。
径路があるのだが崩落していて取付きが分かりづらい。
見つけだすか、強引に登るかして尾根に乗れば、
あとはそれなりに径路が続いていて山神径路と合流する。
風化してザラザラの石英閃緑岩に足を取られながら登って、壊れたシカ柵ゲートをくぐる。
左の崖下は板小屋沢、中間のヤセ尾根に残る朽ちたハシゴもないよりはまし。
尾根に切られた径路をたどっていく。
植林帯を抜けるとヒョッコリ山神径路に合流。
こここから玄倉方面は比較的歩きやすい区間だが油断はならない。
山神峠手前のアッチ沢上流部に2,3崩落箇所があって荒れている。
通過し、そして山神峠に着いた。
倒壊寸前の山神祠から大ブナの斜面をトラバース気味にたどり、
玄倉ノ野に続く南西の尾根に乗った。
玄倉ノ野のむこうに浮かぶ富士山。
この景色もマイ・フェイバリット丹沢富岳百景に登録決定!
大ブナと玄倉ノ野の鞍部に降りて登り返す。
玄倉ノ野は植林だらけで展望はなし。
ぼうと歩いていると北西に引っぱられそうなので踏跡を外さないようたどっていく。
径路はじょじょにハッキリしてきて間違えることもなく、
820m付近からは折り返すように下っていくと、やがて玄倉八幡神社の裏手に降りていく。
かるく参拝をすませ、集落を抜ければ玄倉の駐車場は目の前である。
今回はある程度時間の読めるコースだったこともあり、
想定した時間内に戻ってくることができた。
きょうは時間的にも体力的にも余裕あり、3時に🍺ありつけそうである。
2024.4.19(金)
玄倉P[6:30]…玄倉林道7:12]…新青崩隧道[7:51]…玄倉ダム[8:05]…幻の滝[8:13]…蛇小屋沢右岸尾根[8:34]…山神径路[9:13]…山神峠[10:06]…大ブナ[10:23]…玄倉ノ野[11:25]…玄倉八幡神社[12:08]…玄倉P[12:15]
《今回のルート図》
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