あまり知られていないルートだが、車輌の通行が困難だった既存の林道を整備して、
令和3年に“はこね金太郎ライン”の愛称で開通した県道である。
しかし、まだ走ったことはなく、今後の利用価値があるのかどうか、
確かめてみようと思い、一度、走ってみることにした。
ということで、あまり走る機会のない、
県道78号、大井御殿場線を足柄峠方面に向かい、
くねくねと登って峠道になってきたあたりから分岐を左折して、
“はこね金太郎ライン”に入っていく。
まだ舗装もペイントもしっかりした道路だが、思っていたよりも道幅は狭く、
そのため、ところどころに、すれ違いのための待避所がもうけられていて、
さすが、林道をリニューアルした道だなといった印象である。
全長10.9㎞の行程を8割方走ったあたりに、最高地点の金時隧道があり、
その東側入口の際に、35台ほど止められる“金時見晴パーキング”がある。
緊急時には警察や消防が基地として使用するらしく、
一般車両の長時間駐車は遠慮するよう看板にあったが、
そんなこと言われたってねぇ…
この駐車場"見晴”と謳っているわりに眺めはたいしたことなく、
現地の案内板によれば金時山まで45分ぐらいで行けるようだ。
それなら、景色のよいところまで登ってみようかと思い、
ハイキングコースに取り付いてみた。

背丈以上の笹藪に覆われた、いかにも箱根っぽい雰囲気の小径だが
おかげで途中の展望はなし。

15分ほど登ったところで、ようやく南側の展望がひらけた。
ここからは、仙石原のススキ野原や、大涌谷の噴煙 (湯気?) がよく見渡せた。

展望が楽しめたので、ここで引き返してもよかったが、
案内のコースタイムを信じれば、あと30分も登れば山頂に着くはずである。
心変わりしていってみる気になったのはよいが、
登り始めるとほとんどが階段道の連続でつらい💦

若いつもりで登り始めたが、体力の衰えが著しい昨今、
当然コースタイムどおりにはいかず、ドン亀の歩みでようやく山頂に着いた。


長尾山から乙女峠の方面をみていたら、また心変わり。
単調なピストンは気がすすまないので、乙女峠から周回して戻ることにした。

そういえば、金時山から乙女峠方面、歩いたことなかった。

この稜線伝いを歩いていると、ところどころにヤマツツジが咲いているのを見かけたが、
最盛期って5月の中頃じゃなかったっけ、6月半ばでも見られることを知った。

乙女峠から岩ゴロのジグザグ道をくだって植林帯を抜け、
仙石原の乙女口からは、国道138号沿いを歩いて公時(きんとき)神社へ。
普通はここに車を止めて登り始めるらしいけど、
余計なことしたおかげで、まだ登らなければならずつらい。

神社の参道を抜けて、はこね金太郎ライン沿いを歩いて金時隧道をくぐれば周回終了。

たいした行程を歩いたわけでもないのに、けっこうヘロヘロ😣
そのくせ、なんか物足りないのはなぜ?
やっぱり刺激が足りないのかな...
2024.6.14(金)
金時見晴🅿️[6:52]…矢倉沢峠[6:56]…金時山[7:52/8:00]…長尾山[8:45]…乙女峠[9:00]…仙石原[9:40]…国道138号…公時神社[9:52]…はこね金太郎ライン(県道731号)[10:15]…金時見晴🅿️[10:38]
《今回のルート図》
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