弥七沢ノ頭 ミニ周回

今年は寒暖差が少なく、鮮やかな紅葉は期待できそうにないが、
この季節になればやはり、それなりに紅葉狩りは楽しみたい。
標高1000mあたりの山ならまだ間に合うだろうと思い、
箒杉公園から弥七沢ノ頭の周辺を周回してこようとやってきた。

混み合う前にやってきたので箒沢の周辺はまだひっそり。
ようやく明るくなった箒杉公園からは、きょう歩こうと思っている
穴ノ平ノ頭から弥七沢ノ頭、ブナノ平を経てヒガタノ沢ノ頭へ至る
尾根続きがよく見渡せる。
ここからみれば楽勝そうだが、見た目ほど甘くはない。

正面に、これから向かう穴ノ平ノ頭から箒沢乗越方面。
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右方向は、下山ルートに考えているブナノ平からヒガタノ沢ノ頭方面。
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少し西丹沢ビジターセンター側に向かい、箒沢公園橋を渡って大石キャンプ場の先から
板小屋沢左岸尾根に取り付こうと歩いていると、スマホ片手にウロチョロしている先行者がいた。
迷っているのかなと思ったが、案内道標はあるし余計なお世話かもしれないので、
声を掛けずスルーすると、案の定、後ろからついてきた。
困ったなと思いながら、予定どおり左岸尾根に取り付こうと登山道を離れると、
突然、ヘンな方に入っていったので戸惑っている様子。
さすがに黙っておれず「檜洞丸ならそっちですよ」と登山ルートを教示したが、
ここで迷っているようで、この先大丈夫なのかなと他人事ながら心配になる。

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取り付いた尾根はこんな感じ、急登をこなし尾根に乗る。
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周辺は紅葉しきれない緑のカエデが目立つ。
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地形図の印象よりヤセ尾根だが、とくに危険な箇所はない。
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標高800mぐらいからブナやミズメがふえてきた。
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ようやく赤い葉を発見、コハウチワカエデかな。
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息が切れない程度にゆっくり登って穴ノ平ノ頭に着いた。
ここから箒沢乗越まで120m下って150m登り返せば弥七沢ノ頭だ。

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箒沢乗越に下降しながら弥七沢ノ頭を見上げる。
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弥七沢ノ頭まで登り返しながら後ろを振り返ると、
板小屋沢ノ頭からヤブ沢ノ頭に続く凸凹山稜がよく見える。
さっき入り口で迷っていた遭難予備軍のおとうさん、無事に行けたかな…

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弥七沢ノ頭に着いた。
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歩いてきた箒沢方面、こうしてみると、けっこう色づいてるな。
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ムケー沢源頭の崩壊地際から望む富士山が好きなのだが、きょうは雲に隠れて全く見えず😣
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ブナノ平で少し休んだら、ヒガタノ沢ノ頭めざして西の斜面を下降開始。
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ブナノ平から鞍部まで下ってくると仕事道が現れヒガタノ沢ノ頭へ。
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尾根の末端の下降地点は、土地の人でも名を知らなそうな柿ノ木沢の出合。
目の前の河内川を渡れば県道だが、ここからじゃ渡れないし渡れても上がれない。

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箒杉を眺めながらしばらく河内川左岸沿いをゆく。
このアングル、箒杉の大きさが引き立ってなかなかイイ眺めだな。
確か、この先に吊り橋があったはず…

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足板が踏み抜けそうでアヤシイが、ありがたく渡らせてもらう。
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右岸に渡ると、何か書かれた小さな 板片があったのでよくみると、
「危険ナノデ通行ヲ禁ズ」だって、もう渡っちゃったよ。

ちょうど正午のチャイムが鳴ったところで本日の山遊びも終了、
少し物足りなさは残るが、このくらいが今の適度かな。

2024.11.16(土)
箒杉公園[6:50]…箒沢公園橋[7:04]…板小屋沢右岸尾根[7:14]…穴ノ平ノ頭[8:47]…箒沢乗越…弥七沢ノ頭[9:50]~ブナノ平[10:20]…ヒガタノ沢ノ頭[11:05]…河内川[11:53]…箒杉公園[12:05]

《今回のルート図》

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