東沢 本棚沢ショート周回

新緑の頃や紅葉の見頃の時季になると、なぜか訪れたくなり、 たびたび訪れている東沢の本棚沢なのだが、 このところ、しばらく歩いていないこともあり、 青空に誘われ、久しぶりに歩いてみることにした。 何度も歩いた東沢本棚沢、 沢の様子や棚の巻き方などはよく分かっている。 いつものようにつつじ新道から855mピークを越えて東沢林道を歩き、 棚沢橋から本棚沢に降り入渓する。 …

続きを読む

富士山眺めながら世附の大棚へ

4月も半ばになってから、雨っぽい日が多くイマイチすっきりしない。 この先の予報をみても傘マークのからんだ日ばかり、 きょうの晴れを逃すと青空が貴重になりそうなので、 間近に富士山を眺めながら、久しぶりに世附の大棚まで出掛けてみることにした。 早朝の神奈川県側はまだ曇り空、 県道山中湖小山線を三国峠に向かって峠道を登っているうち雲を抜け、青空が広がった。 三国峠の駐車場を出…

続きを読む

白石沢諦め東海自然歩道遊歩

予報では夜来の雨も朝方にはあがり、晴れてくれるはずだったが、 下界の雨はやんでも山間部では雨雲がとどまったまま、 丹沢湖をすぎたあたりから細かな雨がフロントウィンドウを濡らし始めた。 基本的に、雨の日の山遊びは好きではないのだが、 濡れるほどの雨でもないので予定どおり出発、白石沢方面へとむかう。 用木沢手前、白石オートキャンプ場先の橋は、いまだ復旧工事の途中で通行止めの…

続きを読む

伊勢沢遡行、帰路はニノオ下降

退屈な山歩き話は三つ四つあれど、とりたてて書くこともないのでスルー。 春ともなればやっぱり沢歩き話だよね♪ てなわけで、今年の沢始めはどこにしようか悩んだあげく 神ノ川の伊勢沢を歩くとにした。 神ノ川林道が通行規制中の現在、訪れにくい場所ではあるが、 沢歩きには手頃なのが選んだ理由かな… きょうも小瀬戸トンネルのずっと手前から出発。 神ノ川林道の復旧作業が始まるまえに規制箇所を…

続きを読む

折花ルート~鐘撞山~大室山

井戸沢の先の大規模な斜面崩落により、通行止めが続いている神ノ川林道だが、 現在、復旧工事が行われているので、ようやく開通のメドがたったようだ。 とはいえ、現状はまだ以前のまま、車両は奥まで入れず通行規制の手前に車を置いて出発である。 きょうのルートは鐘撞山から大室山にむかい、西ノ肩から東海自然歩道を巡って 戻ってくる予定である。 危なっかしいことはしないつもりだが、 いくらか雪が…

続きを読む

欅平から同角ノ頭南西尾根をたどる

それなりに山歩きは続けているのだが、ブログを書く気が起こらずほったらかしのまま。 このままじゃいけないと思い、気持ちを奮い立たせ久しぶりに更新することにした。 玄倉林道、仲ノ沢林道と歩いて中ノ沢径路に入ると周辺の山仕事のためか、 最近になって径路の修復が行われたようだ。 要所、要所に補助ロープが張られ、径路の普請も行われて、以前より歩きやすくなっていた。 1時間ほどで欅平に到着…

続きを読む

青野原周辺滝巡りと冬キャンプ

昨年の冬は、青野原近くの道志川でひっそりとキャンプしてすごしたのだが、 今年は、前回訪れた新戸キャンプ場の対岸にある、青野原オートキャンプ場を訪れてみた。 昨年のように、昼間からチビリチビリやってマッタリ過ごすのもよいのだが、 せっかくなので今回は青野原周辺にある、里の滝をいくつか探訪してみることにした。 まずは、よく訪れる牧馬大滝へ。 道志川に架かる吊り橋を渡って15分ほど牧馬沢…

続きを読む

檜洞丸へ

春のつつじシーズンや、秋の紅葉の季節なら、西丹沢ビジターセンターの駐車スペースは朝早くから埋まってしまい、駐車場所探しに右往左往してしまうのだが、ハイシーズンも外れた平日ともなれば登山者の姿もなく駐車場は空き空き 人影もないひっそりとした西丹沢ビジターセンター前を出発、檜洞丸へとむかう きょうはバリ歩きなし、つつじ新道をまじめにたどるつもりである やっぱりちゃんとした登…

続きを読む

畦ヶ丸周辺の大棚巡り

ここ最近は温暖化の影響もあるのか、完全に氷結した氷瀑にはめったに出合えないが、このところいくぶん寒い日が続いているので今年の氷瀑具合がどんなものか気になり、畦ヶ丸周辺の大棚をいくつか巡ってみることにした。 まずは下棚へ。 朝陽を正面から浴びるのであまり期待はしていないが、 過去には何度か凍りついた下棚をみたことがある。 しかし、流れはおろか周辺の岩壁に垂れ下がるツララもない。 予想…

続きを読む

山始めは地味に山神峠詣で

遅ればせながら明けましておめでとうございます。 いつもなら、どこぞの山にでかけて御来光を迎えるのですが、 ことしはサボって自宅近くで初日の出を拝ませていただきました。 三箇日は箱根駅伝などをみながらのんびり酒浸りを決め込み、 さて、山始めはいつにしようかと考えているところへ、はっぴーさんから初歩きのお誘いがきた。 例年なら、蛭ヶ岳や檜洞丸などメジャーなところへ出掛けて一年を始めるの…

続きを読む

寄から檜岳を越え玄倉川周辺散歩

玄倉林道の通行止めが長く続き、かつてのように気安く歩けなくなった玄倉川流域だが、思い入れのあるエリアだけに、たまに歩かないと禁断症状がでてくる。きょうは寄から檜岳を越えて玄倉川流域に入り、気の向くまま玄倉川周辺を歩いてみることにした。 やどりき大橋から周遊歩道Aに入り、檜岳までの登りルートでは一番歩きやすい南東尾根の作業径路をたどり、2時間ほどで檜岳に着いた。稜線を乗っ越したら北西に進…

続きを読む

山伏沢の坑道探訪と砂金探掘

M氏、レガーさん、はっぴーさんの、とんちんかんトリオにきょうはイガイガも参戦、とんちんかんぷんカルテットを結成して金山沢上流の山伏沢を歩くことになった。 最近はゆるいお散歩登山ばかりで沢歩きの刺激に飢えていることもあり嬉しいお誘い。というわけで、きょうは儚い一攫千金の夢見て山伏沢をさかのぼり、砂金探掘 &鉱山跡の探訪を楽しむつもりである。 いつも黒装束のイガイガと違い、みんな色鮮やかです…

続きを読む

見城から梅ノ木尾根、弁天御髪尾根をめぐる

広沢寺の無料駐車場には天敵オレンジ軍団が集結中、きょうは不動尻方面でもブラつこうかと思っていたのだが猟場と重なっては落ち着かない。集合待ちしていたハンターに狩猟エリアを確認してみると、山の神隧道先の巨木の森方面らしいのだが、詳しくは親方が来ないと分からないという。あやふやだなと思いながらも、シカと間違われイガ鍋にされてもシャレにならないので予定を変更、不動尻方面を諦め、見城から梅ノ木尾根、弁天御…

続きを読む

塔ノ岳まで試し履き

今メインに履いている靴はすでにボロボロ、普段からガレ場や急斜面のトラバースなど登山道以外の荒れ地を歩くことが多いので、靴にかかる負担が大きくすぐに傷んでしまう。破けたり剥がれたりした箇所は、セメダインのスーパーXやスコッチのプレミアムゴールドなどの超強力接着剤で補修しながら、だましだまし使っているのだ、それもそろそろ限界で履く靴がなくなってきた。 新しい靴が欲し…

続きを読む

鎌倉のハイキングコースを巡る

実家が鎌倉ということもあり、昔は源氏山公園あたりを根城にしてよく遊んだものだった。 観光客でにぎわう土地柄、人の多い場所や拝観料が必要な寺院などは、こっそり裏ルートを探しズルして潜り込んだものだが、さすがにこの歳になるとそんな罰当たりなこともできない。でもそんな過去のおかげで鎌倉周辺の地形も把握し、地図なしで自由に歩けるようになった。きょうは市内にあるハイキングルートを四つ、一筆書きでつなぎ、…

続きを読む

大山南稜 弘法山から大山へ

大山から南に延びる峰続きの山稜の行程は長く、末端の権現山から歩くとなるとそうとうの時間がかかる。一般的コースタイムはどのくらいだろうと思い、普段めったに見ない登山地図でコースタイムを概算してみると、権現山の次に続く弘法山から大山までの所要時間がおよそ5時間半。今の時季の日の出時刻は6時半頃なので、日の出とともに歩き始めても山頂にたどり着くのは昼頃ということになる。以前歩いたときもずいぶん遠いなと…

続きを読む

高取山~仏果山~経ヶ岳~華厳山 紅葉ハイク

ぷらっとお散歩登山のできるこの峰々、景色もよく気軽に歩けるのでよく歩くが 紅葉前線も里山ちかくまで下りてきたこともあり、 せっかくの晴れ日を無駄にすることのないよう気ままに歩いてみた。 大棚沢広場から出発、朝早く着いてしまうと施錠されているので解錠の時間をねらって到着、 正規の登山口には取りつかず、いつものとおり向山トンネルの際から高取山をめざす。 大棚沢橋から紅葉度合を確認 …

続きを読む

札掛周辺 周回散策

編笠山への丹沢逃避行、登山口が丹沢の平均的な山の標高なので、 そこからの標高差1000mあまりに体が順応できずふらふらだったが、 一晩寝ればいたって元気、筋肉痛もなく左足首の古傷が少し痛むくらいだった。 一日あけたきょうは、ホームグランドの札掛に戻り、周辺を散策してきた。 「恩賜林記念碑」 今は札掛の片隅に道路に背を向けひっそりと立っている。 昭和6年に下賜された御料林の記念碑だ…

続きを読む

丹沢離れ編笠山・西岳へ

年に一度はやっていた、kazさんとの丹沢逃避行も、昨今のコロナ事情もふまえ久方ぶり。 最後はいつだったか調べてみると、2018年に奥秩父の金峰山に行って以来の三年ぶりだ。 今回の行き先は、八ヶ岳南端の編笠山から、西岳を周回してくるコース。 編笠山には、十数年前に一度、観音平から登った記憶はあるのだが、 最後の急登がきつかったなという以外、あまりよく覚えていない。 今回、急展開に話が…

続きを読む

後沢径路~鍋割山~滝郷沢界尾根

毎年、季節季節で考えることは同じらしく、 一年前も同じようなルートを歩いたなと思いながら鍋割山へとむかう。 登りのルートは、後沢から後沢乗越に上がり、あとは鍋割尾根をひたすら登るだけ。 下山はいつものとおり体力と相談しながら気分しだい。 調子がよさそうなら雨山峠、余裕がなければ鍋割峠の短い周回もありだ。 ただしいずれにせよ、3時に🍺が間に合うよう、昼過ぎには戻ってこようと思う。 …

続きを読む

晩秋の堂平・丹沢山

紅葉前線も1000m以下まで下りてきたようだが、 なんだか見頃のないまま終わってしまいそうな今年の紅葉。 今回はほとんど葉が落ち秋深まる堂平・丹沢山周辺を簡単アップです。 堂平のブナ林 オオモミジ ヤマボウシの紅葉 紅葉とは無縁のツガ 堂平といえばブナ・・・ そしてシオジ 白馬尾根のむこうに蛭ヶ岳 丹沢山の富士山 …

続きを読む

秋色深まる地蔵尾根~蛭ヶ岳~源藏尾根

先日、早戸大滝から蛭ヶ岳まで登ろうと思い出掛けてみたのだが、 天候にめぐまれず途中、心折れて断念、中途半端なキモチのまま終わってしまった。 どうせなら好天まちがいなしの日を選び、リベンジしようと天気予報を注視していたところ、 さっそくその日が到来。登攀ルートを神ノ川方面からとし、蛭ヶ岳に行くことにした。 神ノ川林道の通行止めの状況は何も変わらず。 道端には駐車できる余地もほとん…

続きを読む

霧に霞む早戸大滝

早戸大滝から大滝新道を登って蛭ヶ岳までいってみようとでかけてきたのだが、 山あいはガスがたちこめ、せっかくの景色も霞みぎみだ。 なんとか早戸大滝まではやってきたがガスにおおわれ姿はほとんどみえず、 滝下から眺めても落口がうっすら見えるだけであった。 おまけに雨まで落ちてきてはテンションも激さがり、 雨の山歩きは好きではないのできょうは大滝見物だけにして予定を切り上げ、 おとなしく引き…

続きを読む

書策新道~塔ノ岳~源次郎尾根

いきさつはともかく、 探索マニアのM氏と花好きはっぴーさんとのコラボが急きょ決まり 塔ノ岳までいくことになった。 ルートは戸沢出合から書策新道をたどって表尾根にあがり、 塔ノ岳まで登ったあとは大倉尾根から源次郎尾根をくだって周回する、 バリエーションをからめたルートを歩くことになった。 まずは書策新道へ、もともとセドノ沢にあった大日鉱山への鉱道だったが 表尾根に書策小屋を建てた…

続きを読む

ユイバシ沢左岸尾根とコリバラモ沢左岸尾根

たまにはつつじ新道を素直に歩いて、檜洞丸まで登ってみようと思い、 西丹沢ビジターセンターまで来たのだが、たんなる登山道歩きに納得できず心変わり。 予定を変えてバリエーション歩きの刺激をもとめ、 東沢の右岸支流であるユイバシ沢の左岸尾根を登攀することにした。 ルートもハナから登山道を逸脱、ウェルキャンプ場入口脇から東沢の尾根突端に取り付き、 そのまま尾根筋をたどってつつじ新道を横切り…

続きを読む

9/21 表尾根から丹沢主脈

ブログ更新がへってしまったので、山遊びやめちゃったの? なんて思われる方もいるかもしれませんね。 まあ、ハードな沢遊びは自重ぎみですが、山歩きはなんとか続けていますよ。 でも、たまには写真だけでもアップしないと忘れられちゃうかもね。                                                                   表尾根、 行者ヶ岳…

続きを読む

世附 源五郎沢

流程は短いながら滝が連発し、迫力のある25m大滝が印象的な源五郎沢。 最後に訪れたのはずいぶん前のこと、記憶はだいぶうすらぎ、沢の中の印象も忘れかけてきた。 急峻な沢なので、今の自分が完歩できるか自信はないが、久々の大滝見物に出かけてみた。 丹沢湖西の外れの世附川橋を渡ったところから出発、右岸沿いの道を500mほど入っていくと源五郎沢の出合、荒れた沢沿いの堰堤を越えていくと、ガレに埋れ…

続きを読む

矢駄沢 ショート周回

神ノ川方面の沢歩きがしたくなり出掛けてみたが、神ノ川林道の状況は相変わらず。一般車両は小瀬戸トンネル先のうらたんざわ渓流釣場まで、その先、採石場まで車は入れるのだが許可車両のみ、奥のバリケードからは歩行者の通行も禁止されている。 原因となっている斜面崩落現場は手つかずのままだが、鐘撞山登山口に資材が運ばれていたことから、ようやく復旧工事が始まりそうだが、いずれにしても、復旧はまだまだ先のこ…

続きを読む

土沢流域 四ノ沢

先週は鬱陶しいヤマビルをさけ、西丹沢世附のはずれ、三ノ沢でゆるい沢歩きを楽しんだが、 今週も引き続き、お隣を流れる四ノ沢を歩いてみることにした。 この沢、以前に一度歩いたことはあるのだが、核心となるのは出合奥の棚場だけ。 あとはこれといった見どころもなく、退屈だったイメージがある。 しかし、あのときは途中から飽きて尾根に上がってしまった。 もしかすると、もう少し見せ場があったかもしれな…

続きを読む

三ノ沢 ぶらり遊歩

7月に入ってからは雨ばかりで山遊びもままならず、 梅雨空の合間を縫って二度ほど山には出掛けているのだが、 雨が上がりの蒸し暑い山中はヤマビルの天国。 湿った落葉の上を歩いていると、次から次に這い上がってくるヤツらに辟易する。 もちろん対策は万全だが、ちょっと気をゆるめると、 密かに這いずってくるヤツがいるので気は抜けない。 それに遊び終わったあとお持ち帰りしないよう、ヒルチェック…

続きを読む

鳥屋の水沢川から伊勢沢

早戸川の支流である水沢川の流域は、高低差の少ない穏やかな流れで滝らしい滝もほとんどなく、 滝好きの沢ウォーカーとしてはあまり興味を惹かないところであった。 しかし、たんなる食わず嫌いで歩いてみれば楽しめるかもしれないと思い、 早戸川の出合から水沢川本流を遡り、上流の伊勢沢まで行ってみようと思い出掛けてみた。 いつも車を置いていく松茸山早戸川口から出発、 少し戻って八丁橋の脇から…

続きを読む

滝壺沢から権現山

久しぶりに河内川上流の白石沢を訪れ、白石の大滝でも眺めてこようと思い西丹沢VCまで来てみたが、6時半だというのに駐車スペースはすでに満杯、割り込む隙間もない。 どうりで箒杉公園も、途中の路肩の空きスペースも、いつになく早くから車が埋まっていたわけだ。 用木沢出合は手前の橋が壊れて通行止めのはず、もちろん路傍に迷惑駐車はしたくないし周辺のキャンプ場にカネを払って駐める気もない。きょうの予定…

続きを読む

寄沢 イイハシの大滝

10年前、寄から鍋割峠へ向かう登山道を離れた寄沢のゴルジュを遡っていたときのこと、 気のゆるみがあったのか、あやまって滝から滑落してしまい、 左足首を骨折してしまったことがあった。 そのときは自力で沢から脱出して、 ビッコひきひき2㎞ほどの山道を歩いて戻ってきたのだが、 今思えば、ずいぶん無茶なことをしたものだなと我ながらあきれてしまう。 それ以来、寄沢のゴルジュを訪れていないの…

続きを読む

“熊剥ぎ”と気配

少々ご無沙汰になりました。 山遊びをやめてしまったわけではないのだけれど、なんせこのご時世、 ブログのアップを控えているうちサボり癖がついてしまい、 記事を書くのが面倒くさくなってしまった。 そんなわけだが、あまり放置していると忘れられそうなので 最近の出来事をひとつあげてみることにした。 梅雨入りまえのある日のこと、夜半まで降っていた雨も朝方には上がり、 湿った空気が漂う…

続きを読む

玄倉から東沢乗越 大石山へ

ひと頃、この季節になるとどこからともなくあらわれたユーシンブルー族も、 玄倉林道の通行止めにともないすっかり姿を消し、静かな玄倉が戻ってきた。 個人的には喜ばしいのだが、反面、林道の通行制限は大好きな玄倉周辺の行動範囲が制約され、 山遊び場が限られてしまうのはつらいところである。 そんなこともあり、気軽に歩くのが難しくなった玄倉の奥地が恋しくなり、 久しぶりに東沢乗越を越えで大石山を訪…

続きを読む

洒水の滝から滝沢、鳥手山へ

洒水の滝定番のアングル。 現在、災害復旧遊歩道工事のためここまで。 滝下まではいけない。 朝早いので、こっそり近づけそうだけど・・・ 自粛ズ-ム撮影で我慢。 さらにズ~ム ふつうの観光客はここから眺めて “ふ~ん”で終わってしまうのだろうけど 滝フェチ&落口ハンターとしてはこれで収まるわけもない。 正攻法で近づいちゃダメなら、迂回すりゃいいんだろ…

続きを読む

雨後の西沢本棚沢へ

前日の大雨が朝までにあがり、天候が回復した日など、 滝好きにとってはじっとしていられない、沢歩き日和である。 とくに普段は水の流れがない涸棚や、あっても情けない流れのチョロ滝など、 違う姿をみせてくれるのでワクワクし、訪ねるには絶好のチャンスである。 そんなわけで西丹沢西沢の本棚沢を訪れた。 きょうはあまり遅くなりたくないので早速出発、河内川の吊橋を渡り西沢へ。 40分ほ…

続きを読む

マッコ小屋沢からセイゲンジ沢

早戸川林道が通行止めになって久しいが、県内各地に被災した林道が多く残っていることや、 不通区間に公共施設や営利施設がないことを考えると、 復旧工事の優先順位はかなり低いように思う。 それに、復旧したとしても、以前のように一般車両がゲート先に入れる保障もなく、 そう思うとあきらめもつき、余計にかかる往復時間もたいして気にならなくなった。 きょうも松茸山登山口から出発、林道ゲートをすり…

続きを読む

本間ノ頭南東尾根、弁天尾根 古木・巨木巡り

本間ノ頭から派生する本間ノ頭南東尾根や円山木ノ頭から南東に派生する弁天尾根、下部の植林帯を抜けると上部はブナやモミの原生林が広がり樹齢数百年の古木や巨木も多く歩いていて気持ちのよい尾根である。主立った巨樹を巡ってみた。今回は写真中心の簡略アップです。 塩水山神から尾根に取り付くと・741小丸の北側で存在感を示すのがアカガシの古木。 これだけ立派なアカガシは丹沢山域でみたことがない。850…

続きを読む

鳥屋鐘沢ふたたび

先日、久しぶりにAYさんと会う機会があり最近の戦果など話しているうち、先頃AYさんが訪れた鳥屋鐘沢の話題になった。そのあとにM-Kさんも行かれたようなのだが、どうしたことか、二人とも途中で沢から離脱したらしい。 自分は昨年6月に遡行したが、それほど苦労した記憶がなく、その箇所をどうしたかまったく思い出せない。もちろん緊張する場面はあったと思うが、諦めるほど面倒くさいところって、あったかなという…

続きを読む

神ノ川林道から鐘撞山、日陰新道ショート周回

ハッキリしない行政の対応だが、一応、緊急事態宣言も解除となり最初の週末、 気候もよくなりサクラも開花、翌日の天気がよくないとなれば、 いくらまだウロチョロするなっていわれたって、そりゃみんな出掛けてくるよな。 まあ、その中の一人だけど、きょうは神ノ川林道の現況把握をかねて、 鐘撞山から黒岩、日陰新道とショート周回し、道路が混み合うまえに早帰りしようと思う。 …

続きを読む

エビラ沢で滝見遊山

通行止めが続く神ノ川林道、そろそろ復旧工事も終わる頃かなと思い、 淡い期待をいだいて県のホームページをのぞいてみた。 すると「裏丹沢渓流マス釣場(起点から5.5km)から先は、 山腹斜面に新たな地割れが見つかったことから、大規模崩落の危険があるため、 当面の間歩行者を含め通行できません」だって。 神ノ川流域の山遊びは、まだまだ遠いようである。 現在でも県道や林道の閉鎖が多い丹沢山…

続きを読む

滝口沢へ

人里近い沢ながら、けっこう滝が連発して楽しめ、 短時間の周回も可能な神縄の滝口沢を訪れた。 沢の出合は、県道76号を清水橋から丹沢湖に向かう途中の神縄の坂の手前、 目立たない滝口橋が、遡行開始地点になる。 県道なので車の通りが多く、近くに適当な駐車場所がない。 遡行終了後の周回ルートも考え、 三神隧道を丹沢湖畔に抜けた大勢の神橋の際に車を置いて出発した。 滝口橋まで戻り…

続きを読む

ことしは雷木沢から

冬場の沢をからめない山歩きは、 なんだかサビ抜きのスシを食っているようで物足りない。 そろそろ春も近づき、暖かくなってきたこともあり、 今年も沢歩きを再開しようと思い、雷木沢にやってきた。 ここまで来たのに、たいした意味があるわけではないが、 用木沢出合まで車が入ればアプローチもたやすく、 遡行を終了した後も、右岸尾根か左岸尾根をくだってくれば 早帰りも可能なのが理由ってところ…

続きを読む

鍋嵐ゴジラの背から幻の村道トラバース

かつては身近な山遊びの場として、 よく訪れていた鍋嵐の周辺や宮ヶ瀬尾根の一帯だが、 最近はすっかりご無沙汰で足が遠のいている。 特段これと言った理由があるわけではないのだが、 しいて言えば、土山峠の取締りが強化されたことや、 県道70号側の村道15号橋の真ん中に難攻不落のゲートが設置され 気軽に遊べなくなったことなどが要因のひとつ。 あっそうそう、この界隈、夏場はヤマビルの巣窟って…

続きを読む

道志川キャンプ

いまだ続く緊急事態宣言 出歩かないのがベストなんだろうけど、こもってばかりじゃ気が滅入る 批判されない程度の気晴らしにと思い いつもと少し趣向を変え、道志川のキャンプ場へやってきた。 場所は青野原から県道518号を牧野方面に向かい 青馬橋(あおめばし)を渡って道志川左岸の河原におりた新戸キャンプ場。 ここはソロ客や二人組が多く、 お子ちゃまづれは少ないのがい…

続きを読む

なまくら氷瀑、早戸大滝

かつての今の時季なら、完全結氷した早戸大滝が望めたのだが、 ここ最近、氷瀑になったのを見たことがない。 先日、クマに襲われたことでも分かるように、 近年は、それだけ冬が暖かくなっているということなのだろう。 氷瀑の期待は薄だが、一昨日が雪だったこともあり、 今年の大滝がどんなものか訪れてみた。 まずは長い林道歩きから、 リヴァスポット前の車止めはなくなっていたが、 早戸川林道…

続きを読む

甲相国境ぶらり散歩

平地では雨だったが山沿いの高所なら雪になっただろうと、 今シーズン初の雪踏みにでかけてみた。 途中、246から眺める富士山は久しぶりに雪をかぶり裾まで真っ白、 しかし、丹沢の山々をみると上部が少し白いだけでほとんど雪がない。 少々期待外れだが、とりあえず、標高1000mまで車で登れる三国峠へと向かった。 駿河小山に入り明神峠をすぎても積雪なし、 北側の山の陰になってようやく路面が…

続きを読む

塔ノ岳と尊仏岩跡

先回のクマ騒動では、皆さんに多大なご心配をおかけしてしまい、 予想外の反響にこちらが戸惑ってしまうほどだった。 クマとの遭遇は、そう滅多にあることではないが、 山歩きしている限りはついて回るリスクであることは間違いない。 思い出すだけでゾッとするが、 予期せぬクマが現れ、目が合ったときのピンと耳を立てたまっ黒な顔。 そして突進してきたときの恐怖、脳裏にしっかり焼きついている。 …

続きを読む

恐怖の接近遭遇

新型コロナ禍の緊急事態宣言下とあって、ブログの更新はしばらく控えるつもりでいたが、 書かずにはいられない出来事があったので記事にすることにした。 いつものように本谷の山中をほっつき歩いた帰り道、 塩水橋から札掛に抜ける秘密ルートの仕事道を歩いていたときのことである。 谷筋の源頭近くの斜面を歩いていると、なにやら中腹にうごめく黒いものが目に入った。 クマ ⁉ 今は冬眠中じゃないの…

続きを読む